<心因性疼痛>こころが痛いとき、からだも痛い 香りでやさしく整えるセルフケア
- 史子 宇佐見
- 4月7日
- 読了時間: 4分
更新日:4月13日
こんにちは。
千葉県佐倉市ユーカリが丘駅徒歩10分 ECHICA+姿勢改善パーソナルトレーニングとアロマサロン&スクールにて
アロマセラピスト講師させていただいている宇佐見史子です。
NARD JAPAN認定アロマアドバイザー講座、ECHICA式トリートメント講座、臼井式靈氣ヒーリング講座などセラピストスクールとして開講しています。
このカテゴリーでは、アロマテラピーの魅力や、日常に役立つ精油の活用法、心と体を癒すヒントなどお届けしていきます。
アロマ初心者の方からもっと深く学びたい方まで、楽しんでいただける内容を心がけてまいりますので、どうぞお付き合いくださいね。
今日は「痛み」と「こころ」、そして「香り」についてお話ししてみたいと思います。

痛みって、いろんな種類があるんです。
わたしたちが感じる「痛み」には、大きく分けてこんな種類があります。
急性の痛み:たとえば、転んでケガをしたとき、ぎゅっと痛くなるあの感じ・・・
慢性の痛み:肩こりや腰痛など、ずっと続いているようなジワジワした痛み・・・
心因性の痛み:からだにはっきりした異常がないのに、なぜか痛い、つらいと感じる痛み・・・
どれも無視してはいけない大事なサイン。
今日は、その中でも「心因性疼痛(しんいんせいとうつう)」について、少しお話ししてみたいなと思います。
「気のせい」じゃない。こころが疲れると、からだも痛くなる
「検査では何も異常がないって言われたのに、ずっと痛いんです…」
「ストレスが続いていて、なんだか頭やお腹が痛くなる」
「周りから理解されずらく、つらさを一人で抱えてしまう」
そんな声を、私もお客様からよく聞きます。
心のストレスや不安、緊張が体に表れているサイン。
もしかしたらそれは、「こころの痛み」が体に現れているのかもしれません。
これを「心因性疼痛」といいます。
決して「気のせい」なんかではなくて
あなたが今、がんばっている証拠でもあるんです。
こころとからだは、繋がっている
私たちの「心」が無理をしていると「体」が
「もう休んで」
とサインを送ってくることがあります。
それが「痛み」として現れるのです。
アロマテラピーは、こころと体の“どちら”にも届くツール
香りは、私たちの脳(特に感情を司る部分・扁桃核)にダイレクトに届き、
心に働きかけてくれる力を持っています。
香りを嗅いで、いい香り!と思うのと同時に、
さっきまでの嫌なことが忘れてしまったということが多々あります。
お客様とカウンセリングしている時に、
どれだけストレスがあるか・・・ということを傾聴していた時は
眉間にしわが寄っていたお顔も
香りを嗅いだ瞬間に
「わぁーいい香り~」
とお顔は緩みとても穏やかになります。
アロマの香りは、心因性の痛みのケアにはとても相性がいいんです。
たとえば…
ベルガモット:緊張をふっとゆるめてくれる香り。落ち込んだ気持ちをそっと明るく。
ネロリ:深く傷ついた心をそっと包むような、やさしさを感じる香り。
フランキンセンス:呼吸をゆっくり深くして、心のざわざわを静めてくれます。
使い方はシンプルに、まずは1滴。
ティッシュやハンカチに精油を1滴落として、
目を閉じて、ゆっくり3回呼吸してみてください。
「今の自分は、どんなふうに感じているかな?」
と、ちょっと内側に意識を向けてみるだけでOKです。
香りは、自分をいたわるスイッチになる
私たちはつい
「がんばらなきゃ」
「迷惑かけちゃいけない」と思いがちですが、
心の痛みを抱えながら走り続けることは、とても苦しいものです。
そんなとき、香りは
「ちょっと立ち止まってもいいよ」と言ってくれるような存在。
あなたが“自分にやさしくするきっかけ”として、そっと寄り添ってくれます。
さいごに。あなたの痛みを、まるごと受けとめる時間を
心と体はつながっています。
どちらかが疲れていると、
もう一方も静かにSOSを出しているかもしれません。
特に何もしていないけど
肩が痛いな・・・
首が辛いな・・・
腕がパンパンだな・・・
なんで左側だけ辛いんだろう・・・
そんな時こそ、香りと一緒に
「自分に戻る時間」
を過ごしてみてくださいね。
そして無理をしていた自分
心を無視して頑張る癖がついていた思考に気付くことも大事。
状況は変えられなくても
自分の思考に気付いて
癒すことから始めてくださいね。
必要な方に、必要な香りが届きますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
アロマテラピーが皆さまの日常に、少しでも豊かさや癒しや新たな発見をもたらすきっかけとなれば嬉しいです。
次回の投稿もどうぞお楽しみに
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